年金をもらうべきか?繰り下げる(支給を遅らせる)べきか?
こんにちは、
『家計の健康促進パートナー』
富田FP事務所です。
今日は、当事務所でとても多い
年金のご相談について、
お客様から許可をいただきましたので
ご紹介します。
Fさん(男性):64歳、年収1500万円、会社役員
妻:60歳、専業主婦
長男、長女ともに結婚し別居
Fさん:
もうすぐ65歳になりますが、
まだ働く予定なので、
年金は減額されると思います。
今のところ年金を
受け取らなくても大丈夫ですが…。
損したくないので
年金のもらい方を教えてください。
FP:
65歳で働いていても、
基礎年金は調整されませんので
全額受け取れます。
厚生年金は、収入に応じて
調整されますが、
Fさんの場合、収入が
多いので全額停止ですね。
65歳未満の配偶者や
高校生以下のお子様がいる場合、
加給年金が支払われますが、
厚生年金が停止されると
加給年金も停止されます。
Fさん:
そうすると、
私の厚生年金はどうなるのですか?
FP:
お勤めしていれば
70歳まで厚生年金に加入し
保険料を負担します。
その分、受取金額は増えます。
Fさん:
基礎年金はもらえる
とのことですけど、
もらったほうがいいですか?
FP:
基礎年金は手続きをすれば
受け取れます。
満額で年間約78万円です。
今は受け取る必要がなければ
繰り下げることができ、
1か月あたり0.7%増えます。
70歳まで繰り下げれば42%増です。
しかし、早く亡くなってしまうと
受け取る年金の総額は
少なくなりますから、
なんとも言えませんね。
ちなみに、
70歳まで繰り下げた場合、
損益分岐点は81歳くらいです。
Fさん:
今のところ健康だから
長生きしそうだけど…。
年金を繰り下げて、
もらわずに死んでしまったら
どうなるの?
FP:
遺族が未支給年金を
請求することができます。
その場合、65歳までさかのぼり、
繰り下げしない前提で
65歳から亡くなった時点まで、
支払われなかった年金分が受取れます。
また、本人に健康上の不安が生じて
長生きできないと思う場合も、
申請すれば繰り下げを
しなかったものとして、
65歳から申請日までの年金を
まとめて受け取ることができます。
Fさん:
じゃ、繰り下げを選んでも
損しなさそうですね。
今の収入が結構あるから、
年金受取ったらさらに
税金が増えそうだし…
FP:
いやいや、年金には
公的年金控除があって、
65歳なら年間120万円まで
受け取っても非課税ですよ。
Fさん:
ますます悩むなあ…
FPコメント
年金を受給するか、
繰り下げするか、
繰り上げするか
といった相談はよく受けます。
損得で考えると、
寿命がわからない限り
答えがでません。
どんな選択をしても
後悔しないために、
年金の仕組みだけでなく、
税金や社会保険のことも
知った方が良いでしょう。
年金のことは年金事務所や
ファイナンシャルプランナーに
相談できます。
また、ライフプランを作って、
年金を今受け取った場合、
繰り下げた場合などの
シミュレーションを
出してみるのも良いでしょう。
年金のことを詳しく知りたい方は
第2章で学べます。
ダウンロードは無料です。
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