がん検診はなぜ大事?
日本では毎年、
約37万人の方が
がんによって亡くなっています。
がんにかかる可能性(罹患率)は
年齢とともに高まりますが、
特に働き盛りの女性では、
同世代における男性の
罹患率を大きく上回っており、
20代では男性の約1.6倍、
30代では男性の約2.3倍
もの開きがあります。
先般、京都大高等研究院の
本庶佑特別教授が、
免疫を抑制する効果をもつ
「PD-1」という分子を
発見した功績により
ノーベル生理学・医学賞を
受賞されましたが、
この研究をもとに新しい
がん治療薬が開発されたように、
医療技術は日々進歩しています。
早期発見、
早期治療によって
治せるがんが増えている
ということです。
こんにちは、
『家計の健康促進パートナー』
富田FP事務所です。
自覚症状が出る前に
がんを見つけることができる
『がん検診』は
死亡率を減少させる
確実な方法です。
検診によって早く
がんが見つかれば、
生存率に差が出るという
ことも分かっています。
■がんの5年相対生存率
(がんと診断された人のうち、
5年後も生存している割合)
A.検診でがんが発見された場合
B.検診以外でがんが発見された場合
・胃がん :A.87.8% B.53.3%
・結腸がん:A.92.6% B.63.8%
・直腸がん:A.90.4% B.60.2%
・肺がん :A.45.8% B.16.3%
・乳がん :A.92.8% B.83.7%
・子宮がん:A.94.1% B.71.3%
厚労省「がん対策推進企業アクション」
(平成5年~平成8年診断患者)
がんの早期発見・
早期治療ができれば、
それだけ完治の可能性が
高くなるだけでなく、
治療に要する費用や時間などの
負担も軽くなります。
がん検診の定期的な
受診が重要であることを、
どうぞ忘れず
心に留めておいてください。