3月は。引越のシーズンでもありますね。
本日は、住み替えのご相談について、
お客様から許可をいただきましたので
ご紹介します。
3月は。引越のシーズンでもありますね。
本日は、住み替えのご相談について、
お客様から許可をいただきましたので
ご紹介します。
Gさん(夫):37歳、会社員、年収1000万円
Hさん(妻):36歳、看護師、年収600万円
長女:0歳、もう2人子どもが欲しいと考えている。
住み替えを考えていて、
来週不動産屋さんに行くつもりなのですが、
その前に予備知識を付けておきたいです。
FP
住み替えですか。
転勤とか、お仕事の都合ですか?
Gさん
いいえ、違います。
今はマンションに住んでいるのですが、
どうしても戸建に住みたくて、
ネットで検索したら中古ですが
すごく気に入った家を見つけて…。
Hさん
今のマンションも買ったばかりだから
どうかなーと思ったのですが・・・。
もう2人くらい子どもは欲しいし、
子どもが大きくなってからのことを考えると、
やはり戸建の方がいいと思って…。
FP
なるほど。
Gさん
ネットで調べたら、今のマンションは
購入した価格よりも高く売れそうです。
売却したお金でローンを完済し、
手数料を払ってもお釣りが出る予定です。
でも、不動産屋さんに買い叩かれないか、
戸建のローンを返済できるか、心配です。
FP
不動産屋さんは物件が高値で
売れるほど報酬が増えるので、
値下げ交渉などしないです。
むしろ高値で売れるよう、
協力してくれるでしょう。
ただし、希望価格で売れるまで、
時間がかかるかもしれません。
返済については、
ライフプランを作成してみましょう。
~~~~ ライフプラン作成後 ~~~~
FP
お子様が三人として、
ライフプランで見ていきますと、
大学生のときに支出が多くなり
返済が厳しくなりますね。
FP
すべての金融資産が
超低金利の普通預金や定期預金だけ
というのも問題です。
まずは固定費を見直して、
浮いたお金で積み立て投資を行えば、
収支はだいぶ改善します。
Gさん、Hさん
そうなんですね・・・。
二人で働いているし、
大丈夫かと思っていましたが、
やはり学費って結構かかるんでね・・・。
Gさん
戸建てに買い替えた場合、
住宅ローン減税は受けられますか?
FP
新しい住居の方でも
住み替えから10年間、
住宅ローン減税を受けられます。
ですが、その場合、譲渡所得の特例を
受けることができなくなります。
Hさん
譲渡所得の特例って何ですか?
FP
今回、ご自宅を売却すると利益が出ますよね。
その場合、「利益(譲渡所得)」
に対して税金を支払います。
ですが、住み替えの場合には、
「税金の繰り延べ」や「3000万円まで免除」
できるなど、優遇措置があるのです。
Gさん、Hさん
住宅ローン控除と譲渡所得の特例では
どちらが得ですか?
FP
正確な計算はできませんが、
今回ご夫婦で住宅ローンを組むなら、
それぞれ住宅ローン控除を受けられます。
譲渡所得が大きければ特例を
受けた方が良いですし、
そうでなければ住宅ローン控除を
受けた方が良いでしょう。
Gさん、Hさん
ありがとうございます!
イメージがつかめてきました♪
家計の改善案についても詳しく教えてください♪
~~ FPコメント ~~
首都圏など、人気のエリアにお住いの方は、
「不動産売却」に関するチラシや手紙、
電話等の営業を受けたことがあると思います。
見積もりでは購入時より高く売れ、
儲かるように見えます。
しかし、仲介手数料や金融機関への
諸手数料がかかること、
住み替える不動産も同様に
高くなっていることなどで、
結局大きな出費になることが多いです。
気に入った物件が見つかったならば
住み替えするのも良いですが、
売却益を狙っての住み替えは
慎重に行った方が良いでしょう。
10月には消費税が増税されます。
ですが、それに煽られることがないよう、
正確な情報収集が大切です。