為替ヘッジコストが上昇傾向

 

今年に入り円安が急加速し、「為替ヘッジ有/無」によって保有するファンドの運用成績に大きく差が出てきていることと思う。今後来るかもしれない円高に備えて、為替ヘッジ有を選択する場合に気を付けなければならないのは「為替ヘッジコスト」である。

 

為替ヘッジコストは通貨の金利差を元に決定される。ドル円で言うならば、米ドルと日本円との金利差に注目する必要がある。米ドル建てのファンドに対して為替ヘッジを行うとすると、米ドルと日本円との金利差分を目安にヘッジコストがかかる。つまり金利が上がっている米ドルに対して円高のリスクヘッジ(為替ヘッジ)を行う場合にはコストが上がってきている。

 

為替ヘッジコストが上昇

エマージング・ソブリン・オープン(資産成長型)為替ヘッジあり 月次レポート(2022.8.31)より抜粋