縮まる宇宙との距離

 

宇宙との距離が確実に縮まっている。アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏が創業したブルーオリジンは720日の有人飛行の搭乗者を決定した。ジェフ・ベゾスとの同乗の権利を巡るオークションでは約30億円で落札された。落札額は科学技術の人材育成を手掛ける財団に寄付される。この他、宇宙旅行の計画が相次いでいる。今回の飛行は「サブオービタル飛行」と呼ばれている。地球の周回軌道には乗らずサブ軌道に数時間滞在した後地上へ帰還する。サブオービタル飛行には競合も存在する。アメリカのヴァージン・ギャラクティックは2021年以降に事業化を目指すと計画している。サブオービタル飛行は比較的手軽なことから一定程度の需要が見込めるとされている。現在の価格は1人あたり20万~30万ドル。価格競争が進めば更なる値下げも予想される。多くの打ち上げ成功事例が発生すれば先の価格に加え、安全性や利便性などが生まれ宇宙航空産業がより盛り上がることになる。世界の宇宙旅行市場は米調査会社によると2020年~30年で累計79億ドル超になると予測をしている。その4割をサブオービタル飛行が占めている。

しかし人の夢は尽きない。市場の残り6割はサブオービタルよりも高度が高いオービタル飛行とされている。オービタル飛行はISSのある高度400キロメートル付近の地球周回軌道を飛行する。こちらの価格は1人あたり数十億とも言われている。更に上を目指すのがイーロン・マスクのスペースXである。高度540キロメートルでの飛行を目指す同社は2023年には更に遠い月の周回にZOZO創業者の前沢氏が搭乗予定となっている。

打ち上げ実績が積み重なった先には無限の可能性が広がっている。我々は現在その一歩目にいる。

 

<参照>

2021年宇宙の旅、米で計画相次ぐ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72887640U1A610C2EA1000/


フィガロの結婚

モーツァルトが遺した20作のオペラの中でも絶大な人気を誇り「三大オペラ」の1つに数えられている。

フランス革命前後の社会の雰囲気を切り取り、雇い主の大貴族に反旗を翻すこの作品は今年の2月に日本での公演も行われた。

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