景気後退期に投資をした方がパフォーマンスは良いという真実
投資の重要性は沢山語ってきたので、ここでは語らない。
しかし、いついかなるタイミングにおいても投資を行うことは重要なのだろうか。
投資における良いニュースをあまり耳にしない景気が後退しているタイミングをどのように捉えたら良いだろうか。
投資の重要性を理解した人の多くは好況のタイミングで運用をスタートさせるかもしれない。
反対に不況のタイミングで運用を行う人はどのくらいいるだろうか。
実は、
不況の時に運用を行うと好況の時に運用を行うより
より多くのリターンを得られる
という事実がある。
この左表を見ていただくと、
米国の景気後退期と拡大期においてそれぞれS&P500指数に投資を開始した場合には
3か月間のリターンを除いては
「景気後退期に投資を開始」したケースがリターンを上回っていることが分かる。
また、右表よりプラスになった割合も景気後退期の方が高い。
よって、
中長期投資を前提に考えるならば景気後退期に投資を開始することは
直感的には反しているように思えるかもしれないが、合理的な判断といえる。
また、既に積み立てで運用をしている人も以上より
下落局面で積み立てを止めてしまうのは勿体ないと言えるだろう。
<参照>
J.P.Morgan ASSET MANAGEMENT「Quarterly Perspectives」
https://am.jpmorgan.com/jp/ja/asset-management/per/insights/market-insights/quarterly-perspectives/