夏のボーナス支給額10.4%増加

 

2022年の夏のボーナス全産業平均支給額が日本経済新聞社より発表され、支給額平均85万3748円(前年比10.47%増)となった。コロナ禍で落ち込みを見せていたが、コロナからの回復から3年ぶりの高値となった。

 

【業種別】

 

全30業種中前年比プラスとなった業種は25業種。

 

(1) 前年比増加率ランキング(製造業)

 

製造業全体の前年比は10.47%の増加、

前年比最も増加した業種は鉄鋼業で77%の増加となった。

 

1.鉄鋼業(77.72%増)

2.医薬品(20.96%増)

3.造船 (17.25%増)

4.印刷 (13.73%増)

5.機械 (10.92%増)

 

 

 

(2) 前年比増加率ランキング(非製造業)

 

非製造業はコロナ禍での落ち込みが多かったものの、足もと回復基調にあり非製造業全体の前年比は6.67%の増加。

前年比最も増加した業種は不動産・住宅で15%の増加となった。

 

1.不動産・住宅    (11%増)

2.外食・その他サービス(16%増)

3.鉄道・バス     (12.18%増)

4.倉庫・運輸関連   (11.78%増)

5.百貨店・スーパー  ( 7.03%増)

 

 

 

(3) 税込み支給額ランキング(製造業)

 

製造業全体の税込み支給額平均は90万4954円。

最も支給平均額が高かった業種は精密機械で103万7971円となった。

 

1.精密機械(103万7971円)

2.電機  (102万7837円)

3.医薬品 (102万7208円)

4.鉄鋼  ( 99万6240円)

5.機械  ( 98万5580円)

 

 

(4) 税込み支給額ランキング(非製造業)

 

非製造業全体の税込み支給額平均は71万9391円。

最も支給平均額が高かった業種は通信で163万6226円となった。

 

1.通信     (163万6226円)

2.不動産・住宅 (144万6700円)

3.情報・ソフト (109万7301円)

4.建設     ( 90万2319円)

5.倉庫・運輸関連( 78万0130円)

 

 

【会社別】

 

(5) 支給額ランキング

 

1.ディスコ     366万1973円(前年比30.03%増)

2.東京エレクトロン 289万6223円(前年比23.98%増)

3.スター精密    176万1737円(前年比59.10%増)

4.ソフトバンク   170万9217円(前年比00.46%増)

5.積水ハウス    163万8000円(前年比13.66%増)

 

 

 

(参照)

日本経済新聞社 「夏ボーナス、10業種で2桁増 医薬品や鉄鋼などけん引」 2022/7/15

 

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