外貨預金に黄色信号?
個人の外貨預金の残高が減少に
転じています。
国内銀行の外貨預金の残高は
3月末の時点で6兆5111億円でした。
これは、2019年末時点と比較すると
1.6%減少となります。
新型コロナウイルスの世界的大流行に
より各国が利下げを実施。これに伴い
預金金利も低下しました。
また、アルゼンチンが実質債務不履行
状態になったことから、新興国通貨への
不安も増大しています。
<各国の政策金利>
・オーストラリア準備銀行→0.25%(過去最低水準)
・南アフリカ→3.75%(過去最低水準)
・米連邦準備理事会(FRB)→ゼロ金利
<みずほ銀行の場合>
・ドル1年定期→0.35%(1年前比▲0.23%)
・豪ドル→0.4%(1年前比約半分)
新型コロナウイルスの影響で世界的に経済が
停滞している状況が続いています。
元々は、日本と金利差が大きいため
人気を得ていった外貨預金だが、
現在は世界各国が政策金利を引き下げた
ことで金利差は生まれにくい状態と
なっています。
また、経済状態が不安定な中貯蓄として
置いておいた預金を取り崩す人が
増えていくことも外貨預金の残高の
減少に影響しているのではないでしょうか。
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