児童虐待、10年で約4倍に
児童虐待の件数が年々増加しています。
全国の児童相談所が児童虐待相談の対応を
した件数が、2018年度に15万9838件に
のぼりました。
これは、10年前の2008年と比較すると
約4倍増えていることになります。
また、新型コロナウイルスの流行により外出
自粛が求められる中、生活上のストレスや
経済的不安が高まることでDVや児童虐待の
リスクは高まります。
<児童虐待とは>
児童虐待には以下の4種類があります。
・身体的虐待
・心理的虐待
・性的虐待
・ネグレクト(育児放棄)
この中で近年特に増えているのが、心理的
虐待です。この心理的虐待には、家庭内で
DV(ドメスティック・バイオレンス)を
目撃している場合も含まれます。
<対策>
政府は2019年度から2022年度を体制強化
期間としました。
・児童福祉司の増員
2022年度末までに約2000人増員することが目標
・児童虐待防止法の改正
2019年6月に改正。2020年4月に一部を除き
施行。
・体罰の禁止
法改正により2020年4月より体罰の禁止が
法律に明記されました。
政府による児童虐待件数減少へ向けた
取り組みは行われているが、まだ不十分な
点もあります。
今回のコロナウイルスの流行により、
新しい生活様式が見直されていく中で
児童虐待件数を減らすことは社会全体で
の取り組みとなる必要があります。
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