ポイントを運用する時代

 

ネット証券が拡大したことにより投資というもののハードルはより低いものへと変化している。また、NISAやiDeCoなど国が国民に投資を促す制度が登場していることからも投資というものは何ら特別なものではなくなっている。世代にもよるのかもしれないが若年層の投資に対する感度はどんどん高くなっている。

 

投資は自ら稼いだお金を元手に運用していくものというイメージがあるだろうか。

最近では「ポイント」を元手に運用できるサービスが増えてきている。

これによってポイ活を更に効率的に行うことも可能となってくる。

 

<ポイント運用>

 

① PayPay

 

保有するPayPayポイントを4つのコースから選び投資をすることで、ポイントを運用成績によって増やすことができる。

 

(選べるコース)

・金コース

 

金で運用するETFに連動するコース

 

・テクノロジーコース

 

ナスダック市場で元も代表的な企業100社に投資するコース

 

・スタンダードコース

 

アメリカを代表する企業複数社に分散して運用するコース

 

・チャレンジコース

 

アメリカを代表する企業複数社の株価に連動して3倍上下するコース

 

 

特徴的なのは、ゴールドを除いては全てアメリカの株式が投資対象となるところである。

 

なお、始め方は非常にシンプルで別途ID登録や口座開設等の手続きは不要である。

(特徴)

・ID登録や口座開設は不要

・1円から始められる

・いつでも運用残高からPayPayポイント残高に交換が可能

 

② 楽天

 

楽天ポイントでの運用は以下の2つのコースから選ぶことができる。

(選べるコース)

・アクティブコース

 

楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)の基準価格の値動きを原則反映

 

・バランスコース

 

楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)の基準価格の値動きを原則反映

 

(特徴)

・100ポイント以上から運用が可能

・増えたポイントは通常ポイントとして利用が可能

・楽天証券のポイント投資への利用も可能

 

 

 

<ポイント投資>

 

ポイント投資は貯まったポイントを現金化して投資商品の購入を行うことができるサービスである。ポイント運用と異なるのは実際にポイントが増えるわけではなく、お金が運用成績によって増えるという点である。

 

・dポイント

・LINE

・楽天

 

 

<まとめ>

 

ポイントを貯めて日頃の買い物をよりお得にと考えて、ポイントの還元率が高いものやポイントが多く貯まる日を調べるなど工夫しながらポイントを活用している人は多いだろう。しかし、より効率的に考えている人はポイント運用を行っている。運用には複利の効果がある。これにより行う者と行わない者との間に大きな差を生み出している。

 

ただポイントを貯めるだけではうまみが出にくくなってきている。これは銀行に預金しておくうまみがなくなっていった変化に非常に似ている。これからは何事も運用が大事になる時代だろう。否、運用しないといけない時代と言っても過言ではないのかもしれない。