ワーク・ライフ・バランスへの取り組み
日本人の特徴の一つに勤勉さが挙げられます。
しかし、その勤勉さ、まじめさ故に
長時間労働や過酷な業務を強いられているなど、
日本人は一様に働きすぎです。
一人一人の責任が多く、帰宅してからも仕事のことを考え、
精神的なダメージを感じるなんてことも…。
当然ながら仕事がすべてではありません。
世間ではワーク・ライフ・バランスの
見直しがテーマとなっております。
仕事とプライベートを両立する事で
生産性の向上が期待できため、
多くの企業でその取り組みが始まっています。
今回は事業主のためのワーク・ライフ・バランスを
支援する制度についてご紹介します。
〇 子育てサポート企業に対する税制優遇 ~くるみん税制~
従業員101人以上の企業は、
従業員の仕事と子育ての両立を図るための整備や、
子育てをしていない従業員にも多様な働き方を
選択できる様にするための取り組みについて、
目標設定や対策が必要です。
この目標を達成し、「子育てサポート企業」の認定を受けた企業は、
「くるみん」(次世代認定マーク)を取得し、
事業主に対する税制優遇制度を設けられています。
〇 仕事と家庭の両立支援に取り組む事業主への助成金 ~両立支援助成金~
仕事と家庭の両立に取り組む事業主に対し、
事業所内に保育施設を設置・運営する場合の
「事業所内保育施設設置・運営等支援助成金」、
子育て期における短時間勤務制度の導入に対する
「子育て期短時間勤務支援助成金」、
中小企業における両立支援の取り組みに対する
「中小企業両立支援助成金」など、様々な助成金を設けています。
〇 個々人のライフスタイルなどに応じた多様な働き方を支援 ~短時間正社員~
短時間正社員は、勤務時間が短いながら
正社員として適正な評価と公正な待遇が図られた働き方であり、
個々人のライフスタイルやライフステージに応じた
多様な働き方を実現するものとして注目されています。
「パート労働ポータルサイト」において、
制度導入のノウハウや具体的事例の情報提供を行い、
助成金を活用して、制度の導入に取り組む事業主を支援しています。
〇 企業の人材育成と労働者のキャリア形成を支援 ~キャリア形成促進助成金~
事業主が、雇用する労働者に対し、職業訓練の実施、
自発的な職業能力開発の支援を推進した場合に、
訓練経費や訓練中の賃金などを助成する
「キャリア形成促進助成金」を設けています。
〇 職住近接と多様で柔軟な働き方を実現 ~テレワーク~
テレワークとは「tele=離れた所」と
「work=働く」を合わせて造語です。
テレワークを活用した、場所や時間にとらわれない
柔軟な働き方で、通勤にかかる負担を軽くするほか、
育児や介護、障害、病気など個々の事情を抱える人にとって、
仕事と生活の調和の実現に有効な働き方として注目されています。
厚生労働省では、テレワーク相談センターを設置し、
テレワーク制度の導入や事例の紹介など
情報提供や相談を行い、導入を支援しています。
〇 有給休暇の取得促進や時間外労働の削減に
取り組む中小企業を支援~助成金制度~
事業主が、有給休暇の取得促進や
時間外労働の削減など労働時間などの
設定改善に向けて取り組んだ際に、
助成金を支給する制度です。
「時間外労働等改善助成金」には、
長時間労働の見直す「時間外労働上限設定コース」、
勤務終了後、次の勤務までに一定時間以上の
休息時間を設ける「勤務間インターバル」、
労務管理者に対する研修や労働者に対する
研修・啓発等により労働環境の改善と
生産性向上を目指す取り組み
「職場意識改善コース」などがあります。
その他の取り組みは、厚生労働省のHPまたは
政府広報オンラインでも確認できます。
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