米国株、日本株下落 その要因と今後の見通しは?
米国株、日本株下落 その要因と今後の見通しは?
こんにちは、
『家計の健康促進パートナー』
富田FP事務所です。
米国株、日本株ともに
急落しましたね。
10月10日に、
NY株が831ドル下落、
それに引きずられ、昨日は
日経平均が915円もの下落。
いったい何が起きているのでしょうか。
そして、今後の見通しは?
本日は、米国株下落の要因と
今後の見通しについて、
専門家の意見をまとめましたので
ご紹介します。
米国株下落の要因は
次の3つと考えられています。
・米国金利の上昇
・通商政策の懸念
・政治的不透明感
米国の政策金利は
現在2%を超えています。
また、年内にもう一回
利上げが見込まれております。
それに伴い長期金利も上昇し、
現在では3%超!
日本との金利差は深刻です。
高すぎる金利は、
企業の資金調達だけでなく、
新興国の通貨安、
ドルの調達コストが上昇するなど、
世界経済の足かせとなる
可能性があります。
また、
米中の貿易摩擦などにみる
保護主義政策なども、
要因の一つです。
現在、米国は中国からの輸入品に対し
当初500億ドルに対し25%、
追加で2000億ドルに対し10%の
関税が課されています。
そして来年には
2000億ドル部分に課せられている
税率は25%になる予定です。
中国も米国からの輸入品に対し
報復関税をかけるなど、
緊張は高まっています。
さらに、米国において
11月に行われる中間選挙では、
上下両院とも接戦が予想され、
政策の変化や
政治的な軋轢の勃発などの
不透明感も要因と言えるでしょう。
下落要因を上げましたが、
今後の見通しはどうでしょう。
まず、米国金利の上昇について、
株式市場や世界経済に
悪影響が大きくなるならば、
FRBは状況を勘案し
対策を取るでしょう。
現状、
米国経済のファンダメンタルズの
良さを反映した範囲であれば
健全な上昇と言えます。
対中関係について、
来年の税率引き上げは
市場も織り込み済みです。
中国に対する強硬姿勢は
中間選挙を意識したものと
考えられます。
実際、11月には
米中首脳会談が行われる
可能性もあり、
歩み寄りが期待されております。
11月の中間選挙について、
仮に下院で民主党が
優位になった場合でも
インフラ投資は進みやすくなる
可能性があり、
必ずしも政策運営に支障をきたす
ばかりではありません。
以上から、
米国株の下落については
ここ数か月の調整と
見た方がよさそうです。
当面、不安定な状況が
予想されますが、
いずれ、諸要因は緩和される
ことでしょう。
恐怖心から
売りが売りを呼ぶ状況が
起きそうですが、
客観的に慎重に構えることが大切です。
株式が下落したときの対処法は
第6章で学べます。
大切なことですので
ぜひご覧ください。
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