ペット医療費はどのくらいかかる?家計への影響と備え方

犬や猫をはじめとするペットは、家族の一員として私たちの生活を豊かにしてくれます。しかし、楽しい暮らしの一方で「医療費が思った以上に高い」と驚く飼い主も少なくありません。特に近年はペットの高齢化や高度医療の普及に伴い、治療費の負担は増える傾向にあります。今回は、ペット医療費の現状と備え方について整理してみましょう。
■ ペット医療費の平均は?
アニコム損害保険の調査によれば、犬の年間診療費は平均 約6万〜7万円、猫では 約4万〜5万円 と報告されています。
ただしこれは「保険加入世帯の平均」であり、病気やケガがなければ数千円程度で済む年もある一方、大きな手術や入院となれば 数十万円〜100万円超 に及ぶケースも珍しくありません。
例:
-
犬の椎間板ヘルニア手術 → 30万〜70万円
-
猫の腎不全治療(継続通院) → 年間20万〜40万円
-
腫瘍摘出手術 → 50万円以上
このように「突然の高額医療」が家計を直撃する可能性があるのです。
■ ペット医療費が高額になる理由
-
公的医療保険がない
人間の医療と違い、ペットには健康保険制度がありません。そのため、診療費は全額自己負担となります。 -
高度医療の普及
MRI検査や内視鏡手術など、人間並みの医療が提供されるようになった結果、費用も高額になっています。 -
高齢化による慢性疾患の増加
ペットの寿命が延びたことで、糖尿病や心臓病、腎臓病といった慢性疾患の治療が長期化し、結果的に費用がかさむ傾向にあります。
■ ペット保険の活用
医療費の不安を軽減する手段として「ペット保険」が注目されています。
多くの保険は 治療費の50〜70%を補償 しており、突発的な高額治療にも備えられます。
ただし、
-
年齢が上がるほど保険料が高くなる
-
既往症は対象外になる
-
全額カバーされるわけではない
といった制約があるため、加入の際は契約内容をしっかり確認する必要があります。
■ 家計で備える工夫
-
医療費積立を行う
月々5,000円〜1万円を「ペット口座」として積み立てておけば、いざという時の安心につながります。 -
ライフステージごとのリスクを知る
子犬・子猫期は誤飲、成長期は外傷、高齢期は慢性疾患など、ステージごとにかかりやすい病気があります。予防を意識することで医療費を減らせる可能性があります。 -
予防医療を徹底する
ワクチン接種や定期健診、フィラリア予防などにより、大病を未然に防ぐことができます。結果的にトータルの医療費を抑えることにつながります。
■ まとめ
ペットの医療費は、年によって大きな差があり、時に家計を圧迫するほど高額になることもあります。だからこそ「ペット保険の活用」や「医療費の積立」、「予防医療の徹底」が重要です。
ペットは言葉を話せない分、飼い主が健康と生活を守る責任があります。大切な家族と安心して暮らしていくために、医療費についてもしっかりと準備をしておきたいものです。

